三村純也句集『高天』

井上伝蔵の俳句

すみれそよぐ

長谷川櫂自選五〇〇句

池田澄子句集『月と書く』

『稲畑汀子俳句集成』

久保田哲子句集『翠陰』

川島由紀子句集『アガパンサスの朝』

光響

蜂谷一人句集『四神』

荒井千佐代句集『黒鍵』

小山正見句集『大花野』

高野ムツオ著『あの時 俳句が生まれる瞬間』

最新刊・既刊本

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2024年12月刊 2970円(税込)

三村純也句集『高天』(たかま)

詩歌文学館受賞から5年。大学教授と「山茶花」主宰という二足の草鞋から放たれ、いよいよ俳句一筋の道へ。知識と経験に裏打ちされた写生の眼、端正な句姿、時にユーモアもちりばめながら、高まる句ごころを自在に表現した奥行のある一書。平成27年から令和4年までの378句を収める待望の第六句集。

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2024年11月刊 2860円(税込)

久保田哲子句集『翠陰』(すいいん)

前作『青韻』で「鮫島賞」「北海道新聞俳句賞」を受賞した著者の17年ぶりの第三句集。10代で俳句に出合い、西本一都の「足もて作る」、加藤楸邨の「真実感合」の理念のもと、ひたむきに詠み続けてきた思いがここに結実。本書には、北国に根を下ろして生きる人の、いのちと自然への誠実な眼差しがある。

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2024年10月刊 2200円(税込)

川島由紀子句集『アガパンサスの朝』

坪内稔典氏が推す俊敏な「行動力」と、詩情を生む「取り合わせ」が魅力の川島由紀子さんは、変幻自在な表現者である。本書には「船団」の散在を境に、その前後の作品434句を収録。前作『スモークツリー』から14年、「びわこ句会」代表の第二句集。

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2024年10月刊 2420円(税込)

鎌倉道彦句集『伏流水』(ふくりゅうすい)

約20年間、高校生たちを俳句甲子園に引率している著者は岩手県の元高校教諭。ひたむきな生徒らに刺激を受け、自らも本気で俳句に取り組みはじめた矢先、東日本大震災が起きた。悲惨な現実を生徒とともに乗り越え、立ち止まることなく詠み続けてきた376句を収録。「小熊座」同人の第一句集。

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2024年10月刊 私家版

松本章三句集『町の燕』(まちのつばめ)

昭和14年に松本翠影が創刊した俳誌「みどり」。その5代目主宰として終刊まで心豊かに務めた俳人・松本章三氏(1928-2021)の80年を記録した一冊。「来るやすぐ町の燕となりにけり」「走り根につまづき登る薄暑かな」。章三氏の俳句、文章の他、夫人の作品や吟行写真も多数掲載。

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2024年10月刊 1100円(税込)

中嶋鬼谷編著『井上伝蔵の俳句』

日本近代史上最大の農民蜂起・秩父事件から140年。その指導者として中心的存在だった井上伝蔵は欠席裁判で死刑判決を受け、北海道へ逃亡。俳句というかすかな足跡を残しながら生き続けた。
秩父生まれの著者が、井上伝蔵とその俳句を丹念に辿った34 年の探究がここに完結する!

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2024年9月刊 2300円(税込)

大久保文夫句集『風騒』(ふうそう)

「いには」創立時からの会員として俳句を詠み続けてきた著者は、国内国外を旅から旅へと過ごすうちに、いつしか芭蕉に心を寄せるようになった。「地球儀を回しながら次は何処へ旅をされるのか」と村上喜代子主宰。生きた証を自問し、俳句に素顔を覗かせながら、大久保さんは今日もまた、旅へ出る。

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2024年8月刊 非売品

黒田杏子著『一行の自己表現』

「俳句の出会いは一期一会ですから。」
2003年、三菱商事で行われたMC経営塾での講演を記録した一冊。「俳句の道」を貫いた稀有の俳人・黒田杏子が生きた言葉で伝える人生の豊かさとは。20年前の肉声が、活字となって蘇る。

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2024年8月刊 2200円(税込)

水田巴詩集『深海魚』(しんかいぎょ)

十代の頃から書き溜めてきた
心の揺らぎ、ことばの種。
今、言葉の花束にして
そっと此処に置こう。
チェリスト水田巴の初詩集、110篇。

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2024年7月刊 1650円(税込)

田口武句集『煙草』(たばこ)

切字の全くない句集である。高校時代、鈴木石夫の「歯車」に入会し、句歴は五十年をこえた。文語と口語を駆使した巧みな表現、飄々とした詠みぶりに抒情と諧謔が交叉する。平成16年から令和4年までの作品から450句を収録。「歯車」「銀化」同人、20年ぶりの第四句集。

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2024年6月刊 2640円(税込)

青木桐花句集『あるがまま』

「琅玕」の岸田稚魚、「欅」の大井戸辿の二師を喪い、夫も見送り、俳句をやめようとした時に出会ったのが西村和子句集『鎮魂』だった。その後「知音」で一から俳句を学び直し、日常、旅、自然、人間を詠み続けてきた。卒寿を過ぎいよいよ深まる句境、渾身の第一句集。

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2024年6月刊 2200円(税込)

村上瑠璃甫句集『羽根』(はね)

これまで見たことのない大胆な取り合わせに、思わずはっと息をのむ。選び抜かれた言葉は透明感をまとい、一句一句が胸の奥深くまで届くような心地よさが魅力。今、注目の俳誌「秋草」で活躍する精鋭俳人の、待望の初句集!「秋草」以後の298句収録。

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2024年5月刊 2620円(税込)

猪口布子句集『水入りの小瓶』(みずいりのこびん)

夏安居(げあんご)の間、仏に懇ろに供える花を摘む夏花摘(げばなつみ)。主役は花なれど、一時的に夏花を挿しておくための小瓶を愛おしむ心に俳味がある。本書を編むことで、過去の色彩が変わったという著者。「狩」「香雨」で学び二十年の作品から328句を収録。片山由美子師による帯文があたたかい。

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2024年4月刊 2420円(税込)

『長谷川櫂 自選五〇〇句』

数多くの句集や俳論、エッセイ集を発表し、俳句界をリードし続ける長谷川櫂氏による、待望の自選句集!第一句集『古志』から、最新句集『太陽の門』まで、全17冊の句集からその俳句のエッセンスを凝縮した一冊。句歴50年の「変遷」と「現在地」が見えてくる。

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2024年3月刊 2860円(税込)

檜山哲彦句集『光響』(こうきょう)

2023年12月に急逝した「りいの」主宰・檜山哲彦氏の最終句集。晩年、「俳句という灯りがほしい」と語っていた氏は、風、水、光、音・・・見るもの、触れるものを抒情あふれる17音詩へと昇華した。知的好奇心と、言葉への深い信頼をもって詠まれた俳句には、自ずと魂が宿る。

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2024年3月刊 2750円(税込)

三石知左子句集『小さきもの』(ちさきもの)

東京かつしか赤十字母子医療センター院長で小児科医の三石知左子氏による初句集。力強く生を肯定し、小さな命と向き合う著者は、「小児科医は希望と未来ある宝物を託された職業」と語る。やさしい眼差しを重ねる多忙な日常に、自己の輪郭を鮮やかに切り取った340句。「知音」同人。

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2024年1月刊 2200円(税込)

小泉展子句集『鵜ノ尾岬』(うのおざき)

福島・相馬市の鵜ノ尾岬には阿部みどり女・只野柯舟の師弟句碑がある。東日本大震災で倒壊し、長い間立ち入りも禁止された。その句碑を修復し建て直したのが小泉展子さん、柯舟氏の長女である。「鵜ノ尾岬は私の俳句の原点」と、この地を集名とした。「駒草」同人の第一句集。

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2024年1月刊 2750円(税込)

蜂谷一人句集『四神』(しじん)

NHKプロデューサーとして多くの俳句番組を手がけてきた著者が、俳句を「動画的視点」でとらえた個性的な一冊。テキスト「NHK俳句」の表紙に連載したイラストを鏤めたカバーも必見。「俳壇賞」受賞作家による注目の第二句集!

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2024年1月刊 2750円(税込)

中川純一句集『雪道の交叉』(ゆきみちのこうさ)

富安風生、清崎敏郎に俳句を学び、現在「知音」副代表として活躍する著者の、23年ぶりとなる待望の第二句集。科学者として農芸化学、微生物学を専門とし、生命・食・環境に対する深い洞察、優しい眼差しから、俳句の時空が広がる一集。

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2023年12月刊 2420円(税込)

土見敬志郎句集『岬の木』

故郷の寒風沢島(宮城県)の海岸に立っていた大きな一本のカヤの木は、東日本大震災で生家とともに流された。苦難と向き合い続け、12年の時を経て、「何かを書き残さなければ」との思いから生まれた一冊。「小熊座」創刊同人による第二句集。

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2023年12月刊 2750円(税込)

髙橋亜紀彦句集『異邦の神』

コロナ禍の中、最愛の妻を病で喪い、自己の無力さを痛感した著者が、妻を恋い、神に救いを求める日常を克明に描く。信仰を超えて、異彩を放つ第三句集。「雪華」「紫」同人、「篠」会員。
帯文:橋本喜夫 / 栞:五十嵐秀彦

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2023年11月刊 2750円(税込)

𠮷澤利枝句集『奔馬の如き』

遠山陽子氏に出会い、俳句を始めた著者。大胆で粋な人柄は、富士山の見える静岡の旧家に育ったゆえか。「猪八戒」の渾名で親しまれ、年を重ねるごとに俳句の言葉を輝かせる。現在「岳」同人、第一句集。
序文:宮坂静生

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2023年10月刊 2860円(税込)

茨木和生句集『わかな』

奈良大和を愛し、四方の山々を見つめ、季語の現場を歩き続けてきた茨木和生氏。にっぽんの自然と暮しの豊かさに満ちた俳句には、誠の心が宿る。前作『みなみ』に続く第17句集!

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2023年9月刊 2750円(税込)

吉井たくみ著『鷹のつらきびしく老いて 評伝・村上鬼城』

◆ 第2回 稲畑汀子賞・奨励賞(評論部門)受賞!

「ホトトギス」の黄金時代を築き、境涯句を超えて真情の俳句を詠み続けた俳人・村上鬼城を今に伝える本格的評伝!突然の耳疾、貧困という苦難のなか、大須賀乙字・高浜虚子らの激賞を受け、俳句の才能を開花させた鬼城。鬼城と同郷の著者が先行の研究資料をつぶさに読み解き、鬼城俳句の本質と魅力を再発見する。

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2021年6月刊 2750円(税込)

◆ 第12回 新潟出版文化賞(文芸部門賞) 受賞!

髙野公一著『芭蕉の天地 「おくのほそ道」のその奥

300 年を超えて愛読される「おくのほそ道」に新たな読みを加える一冊。昭和・平成に発見された新資料を読み解き、時空を超えて芭蕉の心音を聞きとめる。「ドナルド・キーン賞優秀賞」「現代俳句評論賞」受賞作を含む9編を収録。

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2018年10月刊 1980円(税込)

高野ムツオ著『語り継ぐいのちの俳句 3・11以後のまなざし

「朝日俳壇」新選者による6年ぶりの第四句集。異国的な背景と独特の詩情を湛えた319句を収録。

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2020年3月刊 14300円(税込)

『佐藤鬼房俳句集成』第一巻 全句集

生誕100年を経て、今なお根強い人気を持つ佐藤鬼房。辺境にありながら、辺境を超える普遍の詩を求め続けた氏の第一句集『名もなき日夜』から第十四句集『幻夢』まで、既刊句集を完全収録。
5230句収載の保存版!

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2020年3月刊 2750円(税込)

『国際歳時記 春』 向瀬美音編

各国に共通する春の見出し季語65語と、その例句を紹介。世界25カ国の俳人が母国語で詠む春の秀句約700句を収載。全句、日本語訳付き。

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2019年9月刊 770円(税込)

「ブックレット朔」創刊1号

ワンテーマムックとして創刊のブックレット1号。特集は「金子兜太句集『百年』を読む」。2018年2月に惜しまれつつ他界した俳人・金子兜太氏の最終句集『百年』を多角的に読み解きます。新資料「金子兜太筆の軍事郵便」は本誌が誌上初公開!
*句集『百年』とセット購入で送料無料

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