池田澄子句集『月と書く』

『稲畑汀子俳句集成』

蜂谷一人句集『四神』

中川純一句集『雪道の交叉』

茨木和生句集『わかな』

中岡毅雄句集『伴侶』

杉山久子句集『栞』

荒井千佐代句集『黒鍵』

井出野浩貴句集『孤島』

永田淳著『光の鱗』

小山正見句集『大花野』

高野ムツオ著『あの時 俳句が生まれる瞬間』

最新刊・既刊本

定価は全て10%税込価格です

2024年3月刊 2750円(税込)

三石知左子句集『小さきもの』(ちさきもの)

東京かつしか赤十字母子医療センター院長で小児科医の三石知左子氏による初句集。力強く生を肯定し、小さな命と向き合う著者は、「小児科医は希望と未来ある宝物を託された職業」と語る。やさしい眼差しを重ねる多忙な日常に、自己の輪郭を鮮やかに切り取った340句。「知音」同人。

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2024年1月刊 2200円(税込)

小泉展子句集『鵜ノ尾岬』(うのおざき)

福島・相馬市の鵜ノ尾岬には阿部みどり女・只野柯舟の師弟句碑がある。東日本大震災で倒壊し、長い間立ち入りも禁止された。その句碑を修復し建て直したのが小泉展子さん、柯舟氏の長女である。「鵜ノ尾岬は私の俳句の原点」と、この地を集名とした。「駒草」同人の第一句集。

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2024年1月刊 2750円(税込)

蜂谷一人句集『四神』(しじん)

NHKプロデューサーとして多くの俳句番組を手がけてきた著者が、俳句を「動画的視点」でとらえた個性的な一冊。テキスト「NHK俳句」の表紙に連載したイラストを鏤めたカバーも必見。「俳壇賞」受賞作家による注目の第二句集!

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2024年1月刊 2750円(税込)

中川純一句集『雪道の交叉』(ゆきみちのこうさ)

富安風生、清崎敏郎に俳句を学び、現在「知音」副代表として活躍する著者の、23年ぶりとなる待望の第二句集。科学者として農芸化学、微生物学を専門とし、生命・食・環境に対する深い洞察、優しい眼差しから、俳句の時空が広がる一集。

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2023年12月刊 2420円(税込)

土見敬志郎句集『岬の木』

故郷の寒風沢島(宮城県)の海岸に立っていた大きな一本のカヤの木は、東日本大震災で生家とともに流された。苦難と向き合い続け、12年の時を経て、「何かを書き残さなければ」との思いから生まれた一冊。「小熊座」創刊同人による第二句集。

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2023年12月刊 2750円(税込)

髙橋亜紀彦句集『異邦の神』

コロナ禍の中、最愛の妻を病で喪い、自己の無力さを痛感した著者が、妻を恋い、神に救いを求める日常を克明に描く。信仰を超えて、異彩を放つ第三句集。「雪華」「紫」同人、「篠」会員。
帯文:橋本喜夫 / 栞:五十嵐秀彦

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2023年11月刊 2750円(税込)

𠮷澤利枝句集『奔馬の如き』

遠山陽子氏に出会い、俳句を始めた著者。大胆で粋な人柄は、富士山の見える静岡の旧家に育ったゆえか。「猪八戒」の渾名で親しまれ、年を重ねるごとに俳句の言葉を輝かせる。現在「岳」同人、第一句集。
序文:宮坂静生

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2023年10月刊 2860円(税込)

茨木和生句集『わかな』

奈良大和を愛し、四方の山々を見つめ、季語の現場を歩き続けてきた茨木和生氏。にっぽんの自然と暮しの豊かさに満ちた俳句には、誠の心が宿る。前作『みなみ』に続く第17句集!

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2023年9月刊 2750円(税込)

吉井たくみ著『鷹のつらきびしく老いて 評伝・村上鬼城』

「ホトトギス」の黄金時代を築き、境涯句を超えて真情の俳句を詠み続けた俳人・村上鬼城を今に伝える本格的評伝!突然の耳疾、貧困という苦難のなか、大須賀乙字・高浜虚子らの激賞を受け、俳句の才能を開花させた鬼城。鬼城と同郷の著者が先行の研究資料をつぶさに読み解き、鬼城俳句の本質と魅力を再発見する。

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2023年9月刊 2860円(税込)

杉山久子句集『栞』

早くから才能を発揮し、芝不器男俳句新人賞、山口県芸術文化振興奨励賞に続き、前作『泉』では第1回姨捨俳句大賞を受賞した著者。宇宙の中の一存在として詠み、しなやかで独創的な感性が煌めく注目の第四句集。

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2023年9月刊 2750円(税込)

筒井慶夏句集『交叉』

徳島に生まれ、本土復帰間もない沖縄に移住した著者は、紅型筒描き染めの作家として文様の世界に惹かれる一方で、沖縄の季語の実感を大切に作句し続けている。平成22年には毎日俳句大賞受賞。句歴25年の成果を収める「天為」同人の第一句集。

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2023年8月刊 2970円(税込)

中岡毅雄句集『伴侶』

山本健吉文学賞受賞の『啓示』から14年、待望の第五句集刊行。身辺の草木や小さな生き物に病の我が身を重ねながら、命の在りようを見つめる眼差しは静謐で、読むほどに心透き通る一集。歌人・水原紫苑氏推薦!

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2023年8月刊 2750円(税込)

山科光男句集『丹霞郷』

「丹霞郷」とは、故郷信州の美しい大地。春になると桃や林檎の花が咲き乱れる名所である。経済界の第一線を走り続けてきた著者が俳句に出会い、12年の成果を纏めた第一句集。

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2023年6月刊 2860円(税込)

池田澄子句集『月と書く』

読売文学賞受賞『此処』から3年。その間、世界中で人が人に逢えなくなった。地球上では戦火が広がる。時に怒り絶望し、時に恥ずかし気に漂いながら、ありのままの心を映した332句。
口語を駆使した俳句で多くのファンを魅了する俳人・池田澄子の第八句集。

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2023年6月刊 2420円(税込)

塚本万亀子句集『鸚哥(いんこ)の唄』

文学青年だった息子と生きようと俳句をはじめた著者。亡き人の力を得た言葉は時に強く、時に優しく語りかけてくる。長年ともに暮らしたインコに由来する句集名「鸚哥の唄」は幸せな時間の象徴とも言えよう。「小熊座」同人の第一句集。

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2023年6月刊 2750円(税込)

荒井千佐代句集『黒鍵』

殉教・被爆の地、長崎に生まれた著者は教会のオルガン奏者として弾き、歌い、祈りながら、心と言葉を研ぎ澄ませてきた。一集を貫く精神世界は深く、尊い。数々の受賞歴を持つ「沖」の実力作家による、13年ぶりの第四句集。

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2023年6月刊 非売品

榎本弘光句集『鮎時』

句歴30年、気取らない生活を軽やかに詠み、ゴルフ、畑、旅、囲碁、盆栽と多彩な趣味のなかでも「鮎釣りの涼やかな時が作者にふさわしい」と西山睦氏は語る。「駒草」同人による第一句集。

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2023年5月刊 2860円(税込)

井出野浩貴句集『孤島』

俳人協会新人賞受賞から8年、待望の第二句集! 巻頭句は「しだれ梅くぐらむ深く息吸はむ」。凛とした一句に始まり、日々を生きる作者の姿が確かな描写で浮かび上がってくる。時間空間を大きく見通し、静かな表現の奥に独創性が漂う一集。「知音」同人。

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2023年4月刊 2750円(税込)

谷渡 粋句集『微風』

能登の地に根差し、澤木欣一・細見綾子の師系に連なる「風」系俳人による第一句集。初期作品から現在までの俳句を俳誌ごとに収め、「手織り」と「田畑作り」に生きる著者が五感で捉えた伸びやかな佳品。

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2023年3月刊 2420円(税込)

藤田銀子句集『短篇の恋』

十代の頃から詩文の創作を続けてきた著者。師の西村和子氏は〈蝶生る愛さるること疑はず〉の句を挙げ、「こうした本質に迫る句が詠めるのは、写生を怠らなかった証である」と評す。鋭い洞察力が詩にゆたかな発見をもたらす「知音」同人の第一句集。

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2023年3月刊 2200円(税込)

髙橋亘句集『機影の灯』

句歴10年。持ち前のバイタリティーで俳句に打ち込んできた著者は、今では「都市」の牽引役として初心者教室を指導している。「孤心」を大切に一人吟行を重ね、緩急自在で鮮やかな切り口が魅力の330句。

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2023年2月刊 1650円(税込)

寺田伸一句集『ぽつんと宇宙』

「僕は俳句に出会って人生が楽になり、楽しくなった」
重い障害を抱えながらも、毎月欠かさず句会に参加し、俳句を詠み続けてきた日々。句会で笑って、ちょっと泣いて・・・明るい孤独感を湛えた寺田伸一の世界。果てない宙を旅するように紡がれた105句が一冊に!

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2023年2月刊 3300円(税込)

◆ 第10回 佐藤佐太郎短歌賞 受賞!

永田淳歌集『光の鱗』

歌人永田和宏・河野裕子の長男にして、青磁社代表の著者による最新歌集。「塔」選者に就任以後の445首を収録。選者として、一人の作家として、いま謐かなる湖へ漕ぎだす如く詠う注目の第四歌集。

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2023年1月刊 2750円(税込)

田島竹四句集『生きてゐて良かつた』

阿波野青畝・森田峠・森田純一郎の三代に師事してきた「かつらぎ」同人による白寿記念句集。老いを肯い、生を尊び、平明で清らかな俳心で本格写生を極めた一書。

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2023年9月刊 2750円(税込)

吉井たくみ著『鷹のつらきびしく老いて 評伝・村上鬼城』

「ホトトギス」の黄金時代を築き、境涯句を超えて真情の俳句を詠み続けた俳人・村上鬼城を今に伝える本格的評伝!突然の耳疾、貧困という苦難のなか、大須賀乙字・高浜虚子らの激賞を受け、俳句の才能を開花させた鬼城。鬼城と同郷の著者が先行の研究資料をつぶさに読み解き、鬼城俳句の本質と魅力を再発見する。

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2021年6月刊 2750円(税込)

◆ 第12回 新潟出版文化賞(文芸部門賞) 受賞!

髙野公一著『芭蕉の天地 「おくのほそ道」のその奥

300 年を超えて愛読される「おくのほそ道」に新たな読みを加える一冊。昭和・平成に発見された新資料を読み解き、時空を超えて芭蕉の心音を聞きとめる。「ドナルド・キーン賞優秀賞」「現代俳句評論賞」受賞作を含む9編を収録。

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2018年10月刊 1980円(税込)

高野ムツオ著『語り継ぐいのちの俳句 3・11以後のまなざし

「朝日俳壇」新選者による6年ぶりの第四句集。異国的な背景と独特の詩情を湛えた319句を収録。

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2020年3月刊 14300円(税込)

『佐藤鬼房俳句集成』第一巻 全句集

生誕100年を経て、今なお根強い人気を持つ佐藤鬼房。辺境にありながら、辺境を超える普遍の詩を求め続けた氏の第一句集『名もなき日夜』から第十四句集『幻夢』まで、既刊句集を完全収録。
5230句収載の保存版!

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2020年3月刊 2750円(税込)

『国際歳時記 春』 向瀬美音編

各国に共通する春の見出し季語65語と、その例句を紹介。世界25カ国の俳人が母国語で詠む春の秀句約700句を収載。全句、日本語訳付き。

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2019年9月刊 770円(税込)

「ブックレット朔」創刊1号

ワンテーマムックとして創刊のブックレット1号。特集は「金子兜太句集『百年』を読む」。2018年2月に惜しまれつつ他界した俳人・金子兜太氏の最終句集『百年』を多角的に読み解きます。新資料「金子兜太筆の軍事郵便」は本誌が誌上初公開!
*句集『百年』とセット購入で送料無料

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