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2023年3月刊 2420円(税込)
藤田銀子句集『短篇の恋』
十代の頃から詩文の創作を続けてきた著者。師の西村和子氏は〈蝶生る愛さるること疑はず〉の句を挙げ、「こうした本質に迫る句が詠めるのは、写生を怠らなかった証である」と評す。鋭い洞察力が詩にゆたかな発見をもたらす「知音」同人の第一句集。
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2023年3月刊 2200円(税込)
髙橋亘句集『機影の灯』
句歴10年。持ち前のバイタリティーで俳句に打ち込んできた著者は、今では「都市」の牽引役として初心者教室を指導している。「孤心」を大切に一人吟行を重ね、緩急自在で鮮やかな切り口が魅力の330句。
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2023年2月刊 1650円(税込)
寺田伸一句集『ぽつんと宇宙』
「僕は俳句に出会って人生が楽になり、楽しくなった」
重い障害を抱えながらも、毎月欠かさず句会に参加し、俳句を詠み続けてきた日々。句会で笑って、ちょっと泣いて・・・明るい孤独感を湛えた寺田伸一の世界。果てない宙を旅するように紡がれた105句が一冊に!
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2023年2月刊 3300円(税込)
永田淳歌集『光の鱗』
歌人永田和宏・河野裕子の長男にして、青磁社代表の著者による最新歌集。「塔」選者に就任以後の445首を収録。選者として、一人の作家として、いま謐かなる湖へ漕ぎだす如く詠う注目の第四歌集。
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2023年1月刊 2750円(税込)
田島竹四句集『生きてゐて良かつた』
阿波野青畝・森田峠・森田純一郎の三代に師事してきた「かつらぎ」同人による白寿記念句集。老いを肯い、生を尊び、平明で清らかな俳心で本格写生を極めた一書。
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2022年12月刊 2500円(税込)
句画集『つはぶき』
母として、妻として家庭を守り、保健師として地域に根差し、時に走り、時に病と闘いながら丁寧な暮らしを重ねてきた著者。ふるさと山梨の自然に抱かれ、自選百句に絵とエッセーを添えて綴った豊かな日常が一冊に。≪オールカラー≫
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2022年11月刊 2200円(税込)
『谷さやん句集』
首謀者は一体誰なのか―。この句集を手にすると、ふとそんな思いにとらわれる。ブルーのグラデーションが織りなす静謐な佇まいの一冊。開くと、鮮やかに切り取られた景色や場面や思いが、言葉となって生き生きと立っている。宗左近俳句大賞受賞作家による、待望の第二句集。
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2022年9月刊 2970円(税込)
吉永興子句集『青のときめき』
〈蜘蛛の囲の朱き一葉を掲げたる〉の句を挙げ、師の今井聖氏は「こんなに切ない句に出会うことは滅多にない」と語る。感覚を研ぎ澄ませ、ユーモアから本格写生まで多彩な表現をみせる俳誌「街」同人の第三句集。
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2022年7月刊 2750円(税込)
三輪初子句集『檸檬のかたち』
東京・阿佐ヶ谷の名店「チャンピオン」を営む著者は、ある年突然、閉店を余儀なくされた。喪失感を抱えるなかで思い浮べたのは、切り裂かれる前の清しいレモンの「かたち」だった。「毎日俳句大賞」受賞作を含む 483 句収録の第四句集!
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2022年5月刊 12000円(税込)
『稲畑汀子俳句集成』【第3刷】
日本最古の俳誌「ホトトギス」主宰を継承し、俳句に全身全霊を捧げた生涯。慈愛と明るさに満ちた天衣無縫の俳人・稲畑汀子の80年に及ぶ句業の集大成。全5398句収録の保存版!
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2022年3月刊 2860円(税込)
茨木和生句集『みなみ』
〈力の限り、俳に生きる。〉妻の死、コロナ禍… 苦難を超えて、いよいよ深まる句境。日本の美しい山を、水を、生き物を守りたい。長年、熊野や吉野を歩き続けた著者が、誠の心で自然と一体化した渾身の第16句集!
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2022年2月刊 1650円(税込)
小山正見句集『大花野』【第2刷】
愛する人が病になったとき、何ができるのか――。アルツハイマー型認知症を患う妻と暮らして10年。ありのままの命を見つめ、明滅する心の瞬間をとどめた俳句集。人間の在り方を問う感動の36句。
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2022年2月刊 2420円(税込)
佐藤みね句集『稲の香』
宮城県に在住し、最愛の息子を亡くしたその年、東日本大震災が発生。深い悲しみの中、農に生きる著者にとって稲穂に揺れる白い花は生きる希望そのものだった。この「稲の香」は彼の世にも届くだろうか。魂鎮めの祈りが言葉となり、俳句となる。「小熊座」同人の第二句集。
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2022年1月刊 2970円(税込)
平松うさぎ句集『襲』
日本刺繍をはじめ、書道、茶道、工芸、着物などの伝統文化を嗜む著者。日本文化に共通するエッセンスを捉え、俳句という創造世界に映し出す。「沖」実力作家による第一句集!
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2022年1月刊 2860円(税込)
寺町志津子句集『春は曙』
7歳で満洲から引揚きげて以降、国文学を学び才媛として活躍。のびやかで時にユーモラスな作風は兜太師をも唸らせた。長く広島に在住していた著者ならではのⅤ章「原爆忌」は圧巻。
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2021年12月刊 2860円(税込)
細谷喨々句集『父の夜食』
小児科医として子どもの命と向き合い続けてきた著者が、自らの「生」をも見つめ、四季に移ろう暮しと、その心の在処を詠う第三句集。370 句収録。
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2021年11月刊 2750円(税込)
堀 瞳子句集『水恋鳥』
登山愛好家として、俳人として、自然を見つめるまなざしは穏やかで鋭い。森羅万象に抱かれ、生きとし生けるものの姿を見つめた320句。「運河」同人による第三句集。
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2021年10月刊 2200円(税込)
岩岡中正句集『文事』
震度7の熊本地震、石牟礼道子の死、疫病との戦いを経て、いま、省察の時代へ。見えないものを見つめ、思いをことばにする。文事への念はここに一層深まる。「阿蘇」主宰による注目の第四句集!
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2021年10月刊 2420円(税込)
成田一子句集『トマトの花』
俳壇で最も若い女性主宰による、待望の第一句集!ミュージシャンとして活躍する傍ら、「滝」二代目主宰として注目を集める著者。その詩才が花開く瞬間。【栞文=辻桃子・高野ムツオ】
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2021年9月刊 2750円(税込)
浦戸和こ句集『起き臥し』
「起き臥し」とは毎日を丁寧に生きる著者ならではの集名だろう。仕事を存分にやり終えてからの俳句入門。自然の声に耳を傾け、自我を観察し、豊かな経験に根ざした俳句は、軽やかな抒情性と諧謔味を併せ持つ。「月の匣」同人、第一句集。
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2021年7月刊 2640円(税込)
渡辺真帆句集『翌檜を励ます蟬』
満洲からの引揚げ体験を持つ著者が、50余年の句業を纏めた渾身の一冊!命のあとさきを見つめるまなざし。その確かな着眼で詩想を広げ、雪国の地貌季語をも見出す「岳」同人の第一句集。
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2021年6月刊 2750円(税込)
赤間学句集『白露』(しらつゆ)
東日本大震災から10 年。自らが手掛けた建造物が一瞬にして崩壊した喪失感から立ち上がり、震災復興事業に励む著者の第二句集。被災者に寄り添いながら、己の再生を試みる393句。
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2021年5月刊 1980円(税込)
塩見恵介句集『隣の駅が見える駅』
若手俳人の指導や新聞連載で活躍中の著者が、平成を駆け抜けた「船団」時代を総決算。言葉と格闘し、俳句を詠むことの多幸感に満ち溢れた第三句集!
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2021年5月刊 2860円(税込)
遠藤由樹子句集『寝息と梟』
角川俳句賞受賞作家による注目の一冊!受賞作「単純なひかり」を含む375 句を収録。透明な響きと、深遠なる慈しみを湛えた11 年ぶり、待望の第二句集!
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2021年5月刊 2860円(税込)
吉井まさ江句集『木雫』
喜びと悲しみが交差する人生の機微に触れながら、旅を重ね俳句を詠み続けてきた「花鳥来」会員の第二句集。深見けん二師序句〈旅の日も日々の暮しもあたたかし〉
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2021年3月刊 1870円(税込)
高野ムツオ著 『あの時 俳句が生まれる瞬間』
写真=佐々木隆二 サイン本申込み受付中
東日本大震災から10年。震災を詠み続けてきた高野ムツオの俳句100句を、自解・写真とともに綴る一冊。俳句と写真のコラボレーション「語り継ぐいのちの俳句」展の作品を含むビジュアル決定版!
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