朔の本

永島のりお句集『ひとり旅』(ひとりたび)

発行:2025年2月28日
装丁:奥村靫正・星野絢香/TSTJ
四六判上製 200頁 
定価:2640円(税込)
ISBN:978-4-908978-25-1 C0092


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島根県松江市に生まれ、海近くに暮らしてきた著者。本書には生活の場としての風土が生き生きと詠まれている。自らの足で歩き、対象との出合いを季語によって深めてきた354句を収める。伸びやかな句の中に、ふと淋しさが垣間見え、趣のある一冊。「白魚火」「街」同人。


◆自選12句

ひとり旅春爛漫の皿うどん
いづくにか富あるごとし開花待つ
すかんぽや一人が親の長靴で
豆飯炊く小泉八雲の妻のセツ
夏のイベントに上顎の皮が剥け
草むしり海みえてきて流人めく
朝顔のたねも遺品と言ふべきや
さびしさは萩の周りを刈りてより
テレビ消し夜寒の壁となりにけり
望郷やマスクの触るる耳の傷
何も足さず何も減らさず注連綯へり
あたたかや旅の荷物が先に着き


◆「あとがき」より

「ひとり」には
それほどの意味はないが、
俳句でこれから
自分を見つめていけたら
という思いはある。  (永島のりお


<著者略歴>

永島のりお(ながしま のりお)
1950 年、島根県松江市(旧八束郡)生まれ。
教員等で約50 年間、教育に携わる。
現在、「白魚火」「街」同人、「椋」誌上会員。俳人協会会員。

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