祝・受賞!
句集『此処』により、池田澄子さんが第72回読売文学賞(詩歌俳句賞)を受賞しました!
読売新聞主催の「読売文学賞」は、戦後の文芸復興の戦後の文芸復興の一助として、1949年に創設され、国内唯一の総合文学賞として定着しています。「小説」「戯曲・シナリオ」「随筆・紀行」「評論・伝記」詩歌俳句」「研究・翻訳」の6部門で前年の最も優れた作品に授与されるものです。
第72回の受賞者は下記の通り。
【戯曲・シナリオ賞】岡田利規 「未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀」(白水社)
【随筆・紀行賞】 中村哲郎(なかむらてつろう)「評話集 勘三郎の死」(中央公論新社)
【評論・伝記賞】 井上隆史(いのうえたかし)「暴流(ぼる)の人 三島由紀夫」(平凡社)
坪井秀人(つぼいひでと)「二十世紀日本語詩を思い出す」(思潮社)
【詩歌俳句賞】 池田澄子(いけだすみこ) 句集「此処(ここ)」(朔出版)
【研究・翻訳賞】 訳・角田光代(かくたみつよ)「源氏物語」(全3巻)(河出書房新社)
●池田澄子さんの選評は、川上弘美さんが「唯一無二の詩形極まる」としてお書きくださっています。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210131-OYT8T50014/
●受賞者インタビュー「読売文学賞の人びと」は下記よりご覧いただけます。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210208-OYT8T50145/
池田澄子さんが、第21回現代俳句大賞を受賞しました!
「現代俳句大賞」は、現代俳句協会が主催する賞で、平成13年に「現代俳句協会大賞」を受け継いで制定されました。現代俳句の発展に寄与し、優れた功績を残した方を顕彰するものです。
この度の池田澄子さんの授賞理由は下記の通り。
●文語調・口語調を駆使した多彩な表現技法、エスプリを内包した独特の俳句世界を確立。
●日常生活に根ざした題材の他、戦争や生死など重いテーマも取り上げ、深い俳境を示している。
●親しみやすい語り口が多くの俳句愛好家を魅了しており、特に若い世代に広く受け入れられている。
●平易でありながら、説得力に富んだ評論にも定評がある。
【選考委員】中村和弘・寺井谷子・高野ムツオ・伊藤政美・秋尾敏・対馬康子・小林貴子・柏田浪雄
【贈賞式】2021年10月30日(土)東京・東天紅上野店/現代俳句全国大会席上にて